警察から連絡があったら
警察から家に電話があり、お子さんが起こした事件のことで話を聞きたいので、警察署に連れてきてほしいと言われたら…
取調べに行く前に、準備しておくべきことがあります。
- その事件を実際に起こしたのか、それともやっていない事件を自分のせいにされようとしているのか
- 取調べではどんなことを聞かれるのか、それに対して黙秘するのか、自分の知っていることを話すのか
- 事件を起こしたことは間違いないなら、被害者への対応をどうするか
- 学校や職場には秘密にできるか、できないならどう説明するか
弁護士を依頼するべきかどうか悩んでおられるかもしれません。すぐに弁護士を依頼すべきかどうかについてもご説明しますので、できれば早めにご連絡ください。
逮捕されたら
対応は一刻を争います。できるだけ早くご連絡ください。
電話相談ーまずはお電話をください。初回電話相談は無料です。
刑事事件・少年事件についての電話相談は,30分まで無料です。
逮捕されている方の状況によっては,後日に予約を取って事務所に来ていただくのでは間に合わない場合もあります。電話をいただければ、こうしたことをおたずねします。
- あなたの氏名,逮捕された人との関係(例:息子が逮捕されました。母です。)
- 逮捕されたり,警察に連れて行かれたりした日と時間
- 事件の内容(もしわかれば)
- 逮捕された人の氏名,生年月日,住所
- 無職か,学生か,社会人か,主婦かなど
- 今,心配なこと(学校を退学になるのではないか、など)
今すぐに弁護士が警察署に接見に行くべき場面かどうかを判断します。その上で,今後の対応についての概要,今やるべきことについてお伝えします。
込み入った話になる場合は,事務所に来ていただいて詳しいお話を聞く場合もあります。
緊急の接見ー警察署や少年鑑別所に会いに行きます。
緊急の接見
1回3万円
(当事務所から往復3時間以上かかる場所は4万円,それ以上の距離の場合は応相談)
事件の内容等について,通常は、ご家族には詳しい事情が伝わっていないでしょうから、電話相談の後,弁護士がご本人に接見して直接に詳しい話をきくことが必要になります。できる限りその当日に警察等に接見に向かい,黙秘権の行使など,基本的なアドバイスをします。状況によっては,ご家族からの簡単なメッセージを弁護士があずかって伝えることもできます。
接見終了後はご家族に,まずは電話で状況をご説明します。(当日に接見に行くことが可能かどうかはその当日の業務の状況によります。お問い合わせください。)
緊急の接見の後にご説明できること
- 逮捕された理由になっている詳しい被疑事実
(例:7月10日に,大阪府内のご老人の家に行き、200万円の入った封筒をだまし取ったとされています。)
- その人の言い分
(例:事件に関わったことは間違いないそうですが、先輩に言われたとおりに封筒を預かって先輩に渡しただけで、中身がお金だとは知らなかったし、詐欺だとは分かっていなかったと言っています。)
- その人のようすや伝言
(例:不安になってはいますが,体調は問題ないようです。着替えを持ってきてほしいと頼まれました。)
- 今後の手続や,いつまで身柄拘束されるのかについての見通し
- ご家族が面会に行ける時期、方法
- 弁護人がつくことでできる活動の概要
ご相談ー今後のことについて一緒に考えます。
事務所やご自宅などで,相談をお受けします。
詳しい事情をお聞きし,弁護をお請けした場合に必要になる手続や,見通し,費用総額の見積もりなどをご説明します。この段階で依頼するかどうかを決めていただければかまいません。疑問があれば,どんなささいなことでもたずねてください。
さらに詳しい情報は
- 無実を争うときの対応
- 事件を起こしてしまったときの対応
- 少年に付添人弁護士がつく意味
- 疲れてしまった保護者の方へ
- 事件が表に出る前にできる相談…臨床心理士として